愛知中部水道企業団
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愛知中部水道企業団は、豊明市、日進市、みよし市、長久手市および東郷町の地域にお住まいの皆さまに、上水道の供給を行っている特別地方公共団体です。

初版公開: 2019年06月20日 00時00分
最終更新: 2020年04月03日 00時00分

長野県木曽広域連合との「交流のきずな」から始まった上下流交流

守りつづけたい大自然の恵み

「交流のきずな」調印


 平成12年8月7日。長野県日義村(現木曽町)の木曽文化公園で木曽川最上流域の木曽広域連合と愛知中部水道企業団は、上下流が一体となって水源地域を守る趣旨の「交流のきずな」を締結しました。
 会場には双方の構成市町村長を始め関係者が多数出席し、下流域住民に水の貴重さを理解してもらうための働きかけを行うことを確認しあいました。続いて、上流支援の機運を高めてゆく取り組みを行うことを記した「交流のきずな調印書」への調印や記念の植樹など数々のセレモニーが盛大に行われました。

調印書(縦)

企業長と連合長

集合写真

企業団の顔になります

https://aichichubu.two-s.net/assets/upload/images/31.gif

「除幕式風景」(左から都築市長、塚本町長、小林議長、岩本副議長)

木曽ひのきの看板設置

 木曽広域連合と「交流のきずな」を締結した愛知中部水道企業団は、水源地環境を守っていく意識啓発を行っていくための事業を展開しております。その事業の一環として、木曽ひのきの天然木を利用した看板を作成しました。平成13年5月31日の臨時議会終了後、企業長や企業団議会正副議長及び議員など多数の方が出席し、新企業長及び前企業長、正副議会議長により除幕式が行われました。看板にかかった白い布が取り除かれると、そこから高さ180センチ、幅40センチの天然木で作成された看板が現れました。この看板は上下流住民の交流・連携の必要性を表すメッセージであるとともに、企業団へお越しになるお客さまをお出迎えするものです。

大きく育て!

木曽五木記念植樹

 この植樹は、木曽広域連合の連合長と水道企業団の企業長が平成13年6月1日に交代したことに伴い、上下流域交流のきっかけづくりをした前連合長 百瀬康樽川村長と前企業長 塚本三千雄三好町長、さらなる交流活動の推進を行う新連合長 佐々木金三上松町長と新企業長   都築龍治豊明市長の共同作業により、6月18日に行われました。企業団の中庭花壇に木曽を代表する木曽五木であるひのき、さわら、ねずこ、あすなろ、こうやまきを5本並べて植樹し、樹木に木曽川源流水(企業団作製ペットボトル水)をかけました。木曽地域とは気候が大きく異なるため樹木には厳しい環境ですが、企業団では水源地である木曽から遠く離れた下流域のこの地で大きく育っていくようにと願いを込めて、この水源地の樹木を大切に育てて行きます。

木曽五木記念植樹の写真

(左から百瀬村長、塚本町長、佐々木町長、都築市長)

~水づくりは 森づくり~木曽川上下流が一体となった森林整備をおこなっていきます。

 愛知中部水道企業団と木曽郡11町村の木曽広域連合が、平成15年2月5日に長野県日義村(現木曽町)の木曽文化公園文化ホールで、森林法に基づく森林整備協定を調印し、上下流一体となった木曽谷の「水源の森」保全活動を本格的に推進していくことになりました。保全の対象は木曽郡内のすべての山林約15万8000ヘクタールとなります。森林協定自体は、全国各地でも結ばれていますが、木曽地方は香川県ほどの面積があり全国でも最大規模になります。また、この協定の目的は「森林整備による水資源の安定的確保」です。整備の対象は主に民有林を想定しています。協定締結で国の造林補助が受けやすくなるメリットも見込まれています。この協定の期間は30年です。
 愛知中部水道企業団では、この協定の締結を上下流一体となった木曽川水源環境に対する意識の高揚を図るとともに、生活の根幹をなす水道水が安全で安定供給され、住民が安心して暮らしていくための重要な施策と位置づけ、将来にわたって健全な水循環型社会を構築して行くための推進策となることを期待しています。

木曽川「水源の森」森林整備協定調印式

 愛知中部水道企業団と木曽広域連合は平成15年2月5日(水)、長野県日義村(現木曽町)の木曽文化ホールにおいて、上下流が共同して水源涵養を目的とした森林整備の促進を約束する「木曽川(水源の森)森林整備協定」の調印式を行いました。調印式には林野庁、国土交通省、愛知県や長野県そして両団体の関係者と木曽郡内の住民併せて約700名が出席し、はじめに両者の「交流の足跡」として、この協定に至るまでの経過報告などが行われた後、「協定書」に調印を行いました。木曽広域連合の佐々木金三連合長(上松町長)は、「この協定を期に、上下流がより密接な交流の意義を深め森林整備のあり方と重要性をこの場から大きく発進できることを期待したい。」と話されました。また、この調印式の後開催された「木曽川(水回廊)シンポジウム」で講演された俳優の柳生博氏は、先人のつくった日本の「里山」を守り育てる基本的な考えに立ち、「地域や老若男女を問わず、森をそして山をみんなの力で保全していくというこの協定の調印式を観て大変感動した。」と話されました。

佐々木連合長と都築企業庁の写真

左から佐々木連合長、都築企業長

柳生博氏講演風景の写真

柳生博氏講演風景

木曽川(水源の森)森林整備協定書の写真

木曽川(水源の森)森林整備協定書

※本ページに記載しております役職名等につきましては、開催当時のものです。

このページに関するお問い合わせ

愛知中部水道企業団 総務課
 電話:[0561-38-0036]
 [email protected]

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